現在ショートトリップの道中で大阪から名古屋に向かっています。
昨夜大阪で後輩くんたちとサラリーマンと自営に関するトークで盛り上がりました。
リーマン共通のテーマですが、なかなか給与が上がらない、もしくは先が見通せない現状もあるようで、今の仕事をしつつ、資産運用などに興味を持つ方が多いようですね。本屋を見てもそんな本がずらっと並んでます。
株式投資、不動産投資、仮想通貨 etc
そこに手を出す気持ちはわからないでもないし、それ自体を一切否定するつもりはないですが、例えばリーマンの一般的な給与で、独身なら少しお金の余裕がある人もいるかもしれませんが、家族を持っている場合、どれくらいの資金がその運用に回せるんでしょうね。そして利回りもどうなんでしょうね。株も不動産も今更感もありますし。
事業を起こした身で考えれば、一番効果的に運用益を出す方法は、事業を起こす、もしくは起業なんだろうと思ったりします。
もちろん、リスクはどんな場合でもあります。
株や不動産に知識だったりが必要なことは言うまでもないですが、購入後は毎朝通勤時間、お昼の時間に、自分の資産がどうなっているか携帯でチェックしたりする以外、あまり自分ではどうにもしようがないですよね。そして、そういう運用には実は高額な手数料が取られていたりする。
手元の資金が100万あったら、それをどう増やすかは自分次第、というのが事業を自分でするということ。
本来であれば、リーマンの皆さんは、日々の仕事が、実はその部分に携わっているですが、大きい組織になればなるほど、自分事ではなくなるし、ましてや分業になっている場合が多く、ただPCに向き合う時間になってしまっていて、何やっているかよくわかなくなりますよね。さらに、自分の報酬にどう結びつくかもよくわからない。
ということで今日は、事業を自ら起こすということをイメージして頂くために、私が新たにやろうとしていることを一緒に考えてみたいと思いまーす。
興味のある方だけお付き合い下さい。
今私は、ゲストハウス内で自転車のレンタルという事業をはじめようと思っています。
その事業性・収益性について一緒に考えてみたいと思います。
ここまで、お金の話をいろいろしてしまいましたが、ビジネスにおいてお金は結果であって、まずはその意義を考えることが重要ですよね。
前職の創業者がいつも、How wonderfulから入れと。How muchは最後だと。
なぜ、私が自転車のレンタルをはじめようよしているか=How Wonderful
・自転車乗りの聖地乗鞍のさらなるブランディング強化
・自転車の楽しさを広めたい
ここゲストハウス雷鳥のある乗鞍は、日本で一番高所まで道路(2700m付近)があり、毎年8月の最終週で行われる「マウンテンサイクリング in 乗鞍」は日本のヒルクライムの最高峰の大会と言われています。夏には多くの自転車乗りが、乗鞍高原1500m付近から2700mの畳平を目指してやってきます。
大会自体は毎年定員に達していて締め切られますが、応募者自体は下降気味。確かに日本の最高地点まで行けて絶景なんですが、大会自体が他を圧倒する魅力があるかというと、最高峰に頼っているところもあるため、いずれは何か策を講じる必要はあるだろう。そして、乗鞍高原自体の入込数も停滞気味。
そこで、乗鞍での自転車アクティビティー人口を上げることでいろいろな効果が生まれるのではないかと思っています。
・乗鞍という知名度のアップ
・ヒルクライムをしたいということでの乗鞍高原滞在数(入込数)の増加
・自転車という新たな趣味を持つ人を増やすことができ、その結果その人の人生がさらに充実するかもしれない。
レンタルでアクティビティー人口を上げるという意味では、自転車を普段そんなにやっていない、ロードバイクなどのスポーツバイシクルを持っていない層に注目すべきですよね。
実際に、ゲストハウス雷鳥に宿泊したお客さんの中で、周りが自転車で乗鞍エコーラインを登る姿を見て、自分も行きたくなって、ママチャリやマウンテンバイクをレンタルして登ったというゲストが昨年何人かいました。よって、掘り起こしは相当必要だと思いますが、ヒルクライムというアクティビティーに潜在ニーズがあると思ったのです。
では、ここからビジネススキームについて考えてみましょう。
今言いましたが、ママチャリとマウンテンバイクは乗鞍高原ですでにレンタルがあり、高原内のサイクリングやマウンテンバイクを楽しむ方法はすでにあります。そこで私は、高原内のサイクリングやマウンテンバイクではなく、アクティビティーとして乗鞍エコーラインの絶景を見るヒルクライムをメインに、ロードバイクのレンタルを開始しようと思っています。ちなみにすでに自転車屋と相談しており、実際にはロードバイクではなく、クロスバイクを購入することになりそうです。マウンテンバイクで私も乗鞍の坂を走りましたが、辛かった。なので誰もやっていない(と思う、もしくはやっていてもあまりクローズアップされていない)クロスバイクのレンタルでヒルクライム(もちろんヒルクライム自体が辛いが)というアクティビティーをゲストに提案したいと考えました。
では、ここから実際に価格を考える上で、いくつか考慮しなければならないことを挙げていきます。
・エコーラインのヒルクライムは7月1日〜10月31日
年間4ヶ月がレンタル期間となります。三本滝まで開通している期間もありますが、そこはビジネスポテンシャルとしてはあまり期待できないので考慮しない。この期間の日数は約120日。この時期の休館が15日前後として、天候を考慮せず少なく見積もって稼働日数は100日。
・ゲストハウス雷鳥の7月から10月の宿泊数期待値
7月430泊 8月650泊 9月400泊 10月480泊(連泊もカウントしており、子供も含めて全年齢層)
・うち、海外からのゲスト6割、日本のゲスト4割
・ハイキングが目当てできているゲストが多い。
・近隣のマウンテンバイクのレンタルは半日1700円、1日3500円
・仕入れ価格
クロスバイクも価格帯はピンキリですが、レンタル用として、ヘルメットやリアライトなどもセットで1台だいたい8万くらい。
・天候
どうでしょうね。雨などで稼働できないのは3割・4割くらいを見越すべきでしょうか。
・クロスバイクにもサイズがある
身長・体型の人が乗れるバイクは異なる。ここでは単純に、大(男性大)、中(女性大・男性中)、小(女性)の3つのサイズを準備しなければならない。結構ネックなポイントです。
・メンテナンスフィー
ここは自分も想像がつきませんが、維持管理にお金かかりますよね。きちんとした自転車屋から購入予定なので、定期的な点検は無料です。パーツの交換などの作業工賃も割引があるようです。ただパンクしたとか、壊れたとかは結構起こりそう。
・人件費
ゲスト対応、メンテナンスに時間が取られます。
・その他
さあ、みなさんなら、どれくらいのゲストが利用すると想定して、どのサイズを何台購入して、いくらでレンタルに出しますか???
これがHow Muchの部分です。
一旦、以下を見ずにここでご自身で考えると面白いですね。
ここからさらに掘り下げて考えてみると、
例えば、単純に購入価格だけみれば1日3000円であれば、80,000円なので26.6回レンタルしてくれれば、ペイできるということです。
ここに、メンテナンスフィー等を加えることになります。
さらに掘り下げると、稼働日数は100日、しかし天候を考慮すれば、少なく見積もって60日。おっと、すでに4ヶ月のうちの2ヶ月まで減りました(笑)
60日のうち、その購入したサイズの自転車がレンタルされる可能性は何日か?
毎日?3日に1度?7日に1度?
ここで重要になってくるのが、セールスです。
この頻度を7日に1度にするのか、毎日にできるのかは、どうセールス活動を行っていくかで変わりますよね。まずは周知が重要ですよね。例えば、自転車に興味を持っている方なら、乗鞍と自転車が紐付きますが、一般的にいうと、ましてや海外旅行で様々な目的で来ている外国人観光客が、乗鞍でヒルクライムをやりたい!!と思ってもらえるまでには結構な努力が必要です。
ちなみに、ただ購入してゲストハウス内に張り紙でクロスバイクのレンタルありますと掲示するだけでは、私の見立て、7日に1回の稼働も怪しいと思います。
私が考えているのは、
・ホームページでのアクティビティーページへの記載で、事前情報を与える
・Facebook, Instagram等でレンタルできることを伝えて周知していく
・宿泊予約サイトでのセールス
上記で挙げたことは当たり前。そして、
・インフルエンサーを呼んで発信してもらう
・イベント開催
などなど、他にも周知をしていく必要を考えないとですね。
具体的に仮説を立ててみましょう。
1年のメンテナンスフィーを2万とし、耐用年数を5年とすると、5年でコストは18万。稼働日数60日のうち、3日に一度のレンタルで1年で20日レンタルされる、5年で100日。レンタル価格を1日3000円とすれば、5年で30万円の売上。そうすると1台で5年で利益12万。
5台あるとすると、5年で60万円の利益を生み出すことになる。
とまあ、こんな感じです。
全体の金額は大したことはないですが、仮説通りに行けば、18万円が5年で60万円になります。
どう仮説を立てるか、その仮説通りにいくのか、いかないのか、もっと良くするのか、どう価格設定をするかはあなた次第。
仕入れ値を下げる方法だってあります。
ちなみに事業で見ると、正直稼働が年間20日(仮説)っていう結果がかなり微妙(笑)。
しかし、単純なレンタルではなく、その魅力を元に、宿泊の稼働が上がる可能性がある。それを狙う戦略もあります。よくあることですが、当初やりたいと思って予約したとしても、実際には違うアクティビティーを選択するケースもありますよね。なので、ヒルクライムをフックに私は全体としての予約前の滞在の魅力を上げるという効果を期待していたりします。
さらにさらに、収益性で考えれば、稼働しない11月〜6月はもったいないではないか!!ってことで、別の場所に貸し出すのもありですよね。
よく「美味しいビジネス」とか言う言い方しますが、自分は嫌いです。
それはHow muchを考え方のベースに考えている時に出る言葉。
忘れてはいけないのが、一番大切なHow Wonderful。
お金って怖いもので、お金の話しをするとお金にだけ注目されてしまいます。
ヒルクライムを体験したゲストが、最高に楽しかった〜〜!!と言って帰ってきたら、事業をやっている身として、とても嬉しいですし、その方が来年はマウンテンサイクリングに出たい、とか、海外のゲストが、来年は友人を連れてヒルクライムをやるよ!!なんて言われたら感動しちゃいますよね。もちろん赤では事業が続かないですが、最悪トントンであったとしても、誰かの喜びにつなげることができたら、やる意義があると私は思います。もちろん、そこで利益を出すことが、さらなる喜びを生み出す投資につなげられるので、黒字にするために、いろいろ頭を使ってその方法を考えるのです。
ワクワク、ドキドキ、リスクもあるけど、感動につながる。
これが事業をやる醍醐味。
ある意味、これも資産運用といえばそうなのかもしれませんが、単純な株や不動産投資、年金や保険の運用より全然面白いと思いませんか?
ちなみに、私がはじめるこのクロスバイクへ事業を一緒に資金を注入してやってみたいという方がいれば、ウェルカムです!!
将来的に事業をやりたいという方、一緒にちょこっと事業やってみたい方〜、気軽に声をかけて下さい!!!!!
もう購入手前まできてますので、お早めに(笑)
あっ、言い忘れました。実は自分もまだヒルクライム体験してないので、まずは一緒にヒルクライムをやる!!という方が前提です(笑)
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